うちの祖母は、小柄なのにパワフルで、いつも背筋はピンとしてシャキシャキと動きまわる。元気すぎて、周りは振り回されて年寄りとは思えない行動をすることが多かった。毎朝、日の出とともに起きて、朝食を取ったら掃除・洗濯をして畑に向かう。

代々、受け継いだ広い畑で、いつも一人で農作業をしていた。孫のために、夏はスイカやトウモロコシを作り、芋ほりも一緒にしたりと私達には楽しい思い出がある。が、親たちは大変だったようで、買い物も隣町まで平気で歩いて行くし、近所の人に教えてもらった情報はすぐに見に行ってしまう。

それも、家族に黙ってあちこちに出歩くものだから、みんなが心配することが多かった。遠くの病院に行くとき、どうしてもバスで行かないといけないので、一人じゃ危ないからと家族に説得されて、代表で付き添いに母がついていったら、歩く速さがかなりの速足で、一人で先に行ってしまうわ、横断歩道は信号が待ち切れず、車道に足が出ていて車がよけて通る上に信号が変わった瞬間、ものすごいスタートダッシュで歩いて行ってしまい追いつけなかったらしく、疲れ果てた母が病院に着いたときは、どちらが見てもらうのか考えたほど、足腰がしっかりしてしていたそうです。